提供: Minecraft Modding Wiki
この編集を取り消せます。
下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
== Minecraft のMod開発環境を構築する == | == Minecraft のMod開発環境を構築する == | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | ===JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードする=== | + | 以下の構築環境は、主に「クライアントユーザ向け」のMOD構築です。<br /> |
+ | |||
+ | ModLoaderを使用する場合は、<br /> | ||
+ | |||
+ | Setup3の minecraft.jar(Modloader導入済)と minecraft_server.jar(ModLoaderを入れてない状態)の両方を用意して下さい。<br /> | ||
+ | |||
+ | '''※MinecraftForgeを導入する場合は[[MinecraftForge導入手順(MCP)]]を参照してください。'''<br /> | ||
+ | |||
+ | <div style="border:#900 2px solid;padding:1ex 1em;background:#f99;font-size:150%;font-weight:bold;line-height:100%;">前提MODについて</div> | ||
+ | |||
+ | <div style="border:red 4px double;padding:1ex 1em;"> | ||
+ | |||
+ | *1.5.x現在、前提MODはMinecraftForgeが主流になっています。<br />昔はModLoaderが主流でしたが、現在ではForgeの方が以下の理由により好まれる傾向にあります。 | ||
+ | |||
+ | **更新が早い | ||
+ | |||
+ | **導入が簡単 | ||
+ | |||
+ | **Moddingしやすい(高度な機能を実現するAPIが豊富) | ||
+ | |||
+ | **ModLoader用MODも開発できる(ModLoaderと同じ手法でのModdingもできる) | ||
+ | |||
+ | **チュートリアルが充実している | ||
+ | |||
+ | **意図しなくてもシングル/マルチ両対応MODを開発できる | ||
+ | <!--超重要などは書くべきことでは無いと思われる--> | ||
+ | **Forge対応MODが多い | ||
+ | |||
+ | *上記の理由により、特にModLoaderにこだわる理由がないのであれば、Forgeを使って開発するようにしましょう。 | ||
+ | |||
+ | </div> | ||
+ | |||
+ | ===(Setup.1) JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードする=== | ||
JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードするには、<br /> | JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードするには、<br /> | ||
+ | |||
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html をクリックして下さい。<br /> | http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html をクリックして下さい。<br /> | ||
− | + | ||
+ | 12/3/6時点でページ内に「Java SE 7u3」と「Java SE 6 Update 31」がありますが、MCPのページに<br /> | ||
+ | |||
+ | Use the Java6 JDK with MCP, Java7 will not work properly | ||
+ | |||
+ | とあるので「Java SE 6 Update 31」を使いましょう。<br /> | ||
+ | |||
+ | Java7でも動くようですが、MOD導入者にJava7を必要とさせることもあるのでJava6にしておいた方が安全です。<br /> | ||
JDK DOWNLOADというボタンがあるのでそのリンクを押します。<br /> | JDK DOWNLOADというボタンがあるのでそのリンクを押します。<br /> | ||
+ | |||
そして Oracle Binary Code License Agreement for Java SE に同意するために、<br /> | そして Oracle Binary Code License Agreement for Java SE に同意するために、<br /> | ||
+ | |||
Accept License Agreement(訳: ライセンスに同意する)のラジオボタンを選択(クリック)して、<br /> | Accept License Agreement(訳: ライセンスに同意する)のラジオボタンを選択(クリック)して、<br /> | ||
+ | |||
その後、自分のプラットフォームに合わせたJDKのダウンロードリンクをクリックしましょう。 <br /> | その後、自分のプラットフォームに合わせたJDKのダウンロードリンクをクリックしましょう。 <br /> | ||
windows x86 = 32bit/windwos x64 = 64bit<br /> | windows x86 = 32bit/windwos x64 = 64bit<br /> | ||
+ | JDKのインストール後、環境変数の設定が必要なことがあります(ほぼ必ず)<br /> | ||
+ | |||
+ | 2013/06/09追記<br/> | ||
+ | Java SE 6u45 が最新<br/> | ||
+ | |||
+ | ===(Setup.2) Minecraft Code Pack(MCP) を入手=== | ||
+ | |||
+ | '''Download:''' http://mcp.ocean-labs.de/index.php/MCP_Releases | ||
+ | |||
+ | 上記をダウンロード後、mcp(バージョン).zip を解凍して下さい。<br /> | ||
+ | |||
+ | 解凍後は、適当な場所(例: C:\McRoot\ ) にフォルダを生成し、解凍した中身を移す。<br /> | ||
+ | |||
+ | (※フォルダ名は、日本語等のマルチバイトの場合、不具合が起きる可能性があるため、英数をお勧めします)<br /> | ||
+ | |||
+ | ===(Setup.3) Minecraft 関連をダウンロードとコピーペースト=== | ||
+ | |||
+ | 1. Minecraft Server Jar(minecraft_server.jar)をダウンロードする。 ('''Download:''' http://www.minecraft.net/download ))<br /> | ||
+ | |||
+ | 2. minecraft_server.jar をMCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br /> | ||
+ | |||
+ | 3. %appdata%\.minecraft/bin を、フォルダごとMCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br /> | ||
+ | |||
+ | 4. %appdata%\.minecraft/resource を、フォルダごとMCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br /> | ||
+ | |||
+ | ===(Setup.4) デコンパイルを行おう=== | ||
+ | |||
+ | 1. 先程適当な場所(例: C:\McRoot\) に decompile.bat というファイルがあるので、それをダブルクリックする。<br /> | ||
+ | |||
+ | 2. するとデコンパイルが始まるので、終わるまでお茶でも飲んで待っていよう<br /> | ||
+ | |||
+ | 3. デコンパイルされたソースは、先程適当な場所(例: C:\McRoot\src ) 内に展開される<br /> | ||
+ | |||
+ | ├この時点で失敗する場合は、minecraft.jar, minecraft_server.jar, MCP のいずれかのバージョンが合っていない可能性がある。<br /> | ||
+ | |||
+ | └ macの場合は、ターミナルでMCPROOT/へ移動した後./decompile.shと入力してdecompile.shを実行する。<br /> | ||
+ | |||
+ | 4. ModLoaderを導入した場合は、MCPROOT/src/minecraft/net/~/srcフォルダ内に<br /> | ||
+ | |||
+ | BaseMod.java, ModLoader.java も展開される。(ModLoader 導入成功)<br /> | ||
+ | |||
+ | └MCP 2.X 以前の様に enable_modloader.bat を実行する必要はありません。(実行すると不具合が発生する)<br /> | ||
+ | |||
+ | (Option)<br/> | ||
+ | |||
+ | 5. このままではMLPropが使えないので、ModLoaderの配布ページ ('''Download:''' http://www.minecraftforum.net/topic/75440-v125-risugamis-mods-everything-updated/ ))<br />からDecompileFixesをダウンロードし<br/> | ||
+ | |||
+ | 解凍したMLProp.javaをMCPROOT/src/minecraft/net/minecraft/src/minecraft/net/minecraft/srcフォルダ内に上書きする。<br/> | ||
+ | |||
+ | MLProp.javaを開いて1行目のコメントアウトを削除する。 | ||
+ | |||
+ | //package net.minecraft.src; → package net.minecraft.src; | ||
+ | |||
+ | ==ソースファイルの作成== | ||
+ | |||
+ | 既存のクラスを変更する場合は C:\McRoot\src/minecraft/net/minecraft/src/ 内にあるソースコードを変更する。<br /> | ||
+ | |||
+ | 自作のクラスを追加する場合も、このフォルダに追加する。<br /> | ||
+ | |||
+ | 最初の内は無理をせず BlockXXX.java や ItemXXX.java などをコピーして練習すると感触をつかみやすい。<br /> | ||
+ | |||
+ | 欲しい機能がある場合は、その機能を持つソースを覗いてみよう。(爆発を起こしたい→クリーパーのソースを見る…など)<br /> | ||
+ | |||
+ | 既存のクラスを変更すると、他の MOD と競合することがあるので、レシピの追加などは ModLoader を使ったほうが無難。<br /> | ||
+ | |||
+ | ModLoaderを使用する場合は、BaseModを継承したクラスを作成する。<br /> | ||
+ | |||
+ | その際クラス名の先頭に"mod_"というプレフィックスをつけること。(つけないと ModLoader から認識されません)<br /> | ||
+ | |||
+ | cleanup.bat を実行すると、'''decompile 時に生成されたフォルダ以下が全て削除'''されます。<br /> | ||
+ | |||
+ | ソースコードは必ずバックアップを取ることを推奨 します。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==リソースの作成と配置== | ||
+ | |||
+ | 自作のテクスチャを使用する場合は、作成して好きな場所に保存しておくこと。<br /> | ||
+ | |||
+ | 自作のリソースは C:\McRoot\bin\minecraft\ に配置する。<br /> | ||
+ | |||
+ | 公式のファイルとの区別がつきやすいようなフォルダ名・ファイル名にするのが良い。<br /> | ||
+ | |||
+ | (例 : C:\McRoot\bin\minecraft\mod\sample.png など)<br /> | ||
+ | |||
+ | cleanup.batを実行すると、'''decompile時に生成されたフォルダ以下が全て削除'''されます。<br /> | ||
+ | |||
+ | リソースのマスターデータは別のフォルダにバックアップをすることを推奨 します。<br /> | ||
+ | |||
+ | Eclipseを使用している場合<br /> | ||
+ | |||
+ | minecraft.jarにリソースファイル(主にテクスチャ等の画像)を入れる場合<br /> | ||
+ | |||
+ | C:\McRoot\jars\bin\に入ってる'''minecraft.jar'''の中に配置する。<br /> | ||
+ | |||
+ | .minecraftフォルダの中に入れる場合<br /> | ||
+ | |||
+ | C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraftの中の任意のフォルダに入れる。<br /> | ||
+ | |||
+ | 設定ファイルは'''.minecraft\configか.minecraft\mods'''に入れる。<br /> | ||
+ | |||
+ | 音声ファイルは'''.minecraft\resource\mods'''に入れる。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==コンパイル== | ||
+ | |||
+ | recompile.batを実行する。<br /> | ||
+ | |||
+ | エラーが出た場合は、コマンドプロンプトに詳細が表示されるので原因を取り除く。<br /> | ||
+ | |||
+ | コンパイルに失敗した場合、テストプレイを実行できない。<br /> | ||
+ | |||
+ | 日本語のコメントを記述した場合、コンパイルに失敗するため、/MCPROOT/conf/mcp.cfg内のCmdRecompの末端に "-encoding utf-8" と記述することによりコンパイルすることができるようなる。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==動作テスト== | ||
+ | |||
+ | startclient.bat を実行すると、変更を加えた状態でテストを行える。<br /> | ||
+ | |||
+ | テストプレイ時は C:\McRoot\jars\ が .minecraft\に相当し、セーブファイルは C:\McRoot\jars\saves に作成される。<br /> | ||
+ | |||
+ | テストのためのアイテムやブロックがないときは、既存のセーブデータのコピーによって対処するといいだろう。<br /> | ||
+ | |||
+ | 動作テストで満足できないときは、1に戻ってやり直そう。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==配布ファイルの出力== | ||
+ | |||
+ | ※MCP 3.X で大きく仕様が変更されたので注意。 <br /> | ||
+ | |||
+ | 配布するファイルを出力する場合は C:\McRoot\reobfuscate.bat を実行する。<br /> | ||
+ | |||
+ | ファイル作成に成功すると MCPROOT/reobf に配布する class ファイルとリソースデータが出力される。<br /> | ||
+ | |||
+ | MPC 2.X 以前の様にファイルを列挙する必要はない。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==自作MODを実際に導入して最終テスト== | ||
+ | |||
+ | 実際に minecraft.jar に導入してテストを行う。<br /> | ||
+ | |||
+ | ModLoader を入れた場合、 ModLoader を導入 したあと class ファイルをZIP内に書き込む。<br /> | ||
+ | |||
+ | もちろん META-INF は削除すること。<br /> | ||
+ | |||
+ | 最後に起動テストをして完了。<br /> | ||
+ | |||
+ | うまくいったら好きな場所に公開してみよう。<br /> | ||
+ | |||
+ | ==バッチファイル一覧== | ||
+ | |||
+ | * decompile | ||
+ | |||
+ | minecraft.jar、minecraft_server.jar をデコンパイルして、ソースファイルを src フォルダに出力する | ||
+ | |||
+ | * recompile | ||
+ | |||
+ | src フォルダにあるソースファイルをコンパイルし、minecraft.jar、minecraft_server.jar を作成する | ||
+ | |||
+ | * startclient | ||
+ | |||
+ | コンパイルされた minecraft.jar を実行し、ゲームを実行する | ||
+ | |||
+ | * startserver | ||
+ | |||
+ | コンパイルされた minecraft_server.jar を実行し、サーバーを立てる | ||
+ | |||
+ | * reobfuscate | ||
+ | |||
+ | 実行ファイルから差分ファイルを割り出し、配布用の class ファイルとリソースを出力する | ||
− | + | * cleanup | |
− | + | デコンパイルで作成されたフォルダを全て削除する (削除されたファイルは元に戻せないので注意) | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | == | + | ==動画== |
− | |||
− | == | + | [https://www.youtube.com/watch?v=Aw8zsaCmWQI&list=UUL01X_qhhXXR3IZDlxEi4Dg&index=3 Minecraft MODの作り方講座 【下準備編】 ] |
− | |||
− | |||
− | |||
− |