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2017年3月25日 (土) 02:38時点における版
※この記事は、WindowsXP を前提として書かれています。
通常マインクラフトは C:\Documents and Settings\user\Application Data\.minecraft にインストールされます。
別バージョンのMinecraft.jarへの切り替えはmcjarmanなどを使えば簡単にできますが、Modsフォルダの中身は自分で入れ替えないといけません。
Mod開発をする場合には、MOD構成なども変更しなければいけないため、いちいち切り替えるのは面倒です。
そこでここでは複数のバージョン用のMODを同時に開発する際に役立つTipsを紹介していきます。
例として、Minecraft1.2.5+Forge349_171 と 1.4.4+Forge630_372 の2パターンを同時開発していると仮定し、作業用にMドライブに各マイクラ用フォルダを作成していきます。
目次
開発用のフォルダを作る
今回は M:\ 直下に各種作業用フォルダを作成していきます。
- 作成するフォルダ
- M:\Minecraft1.2.5\ 1.2.5をインストールするフォルダ
- M:\Minecraft1.4.4\ 1.4.4をインストールするフォルダ
- M:\125_forge349_171\ 1.2.5のMod開発環境をインストールするフォルダ
- M:\144_forge630_372\ 1.4.4のMod開発環境をインストールするフォルダ
それぞれ各バージョンが一目で分かるように名前を付けておくと後で楽です。
プレイ環境を作る
マイクラ1.2.5の環境を作る
- まずは普通にマイクラをインストール。(まあ普通はすでにインストールされてるはず)
- ここでは1.4.5がインストールされているものと仮定する。
- C:\Documents and Settings\user\Application Data\ から M:\Minecraft1.2.5\ に、.minecraftフォルダを、フォルダごとコピーする。
- M:\Minecraft1.2.5\.minecraft になるように。
- 旧バージョンでの開発を参考に、1.2.5prereleaceのminecraft.jarをダウンロードする。
- M:\Minecraft1.2.5\.minecraft\bin\minecraft.jar に、ダウンロードしたminecraft.jarを上書きコピーする。
- M:\Minecraft1.2.5\ に テキストファイルを新規作成する。
- テキストファイルを開き、以下のように入力する
- set APPDATA=%CD%\
- .minecraft\minecraft.exe
- テキストファイルを開き、以下のように入力する
- テキストファイルのファイル名を、マインクラフト実行.bat などに変更する。
- 名前は何でも良いが、最後は必ず .bat にする事。
- M:\Minecraft1.2.5\ にModsフォルダなどのModで追加されるフォルダがある場合は削除する。
- バニラのフォルダは、bin、resource、saves、texturepacks、の4つのみ。
- マインクラフト実行.bat を実行し、マイクラの起動を確認する。
MCPatcher HD Fixの1.2.5用の環境を作る
- MCPatcher HD FixのOlder versionsページから、1.2.5用の mcpatcher-2.3.5_01.exe をダウンロードする。
- ダウンロードしたexeファイルを M:\Minecraft1.2.5\.minecraft\ にコピーする。
- M:\Minecraft\ に テキストファイルを新規作成する。
- テキストファイルを開き、以下のように入力する
- set APPDATA=%CD%\
- .minecraft\mcpatcher-2.3.5_01.exe
- テキストファイルを開き、以下のように入力する
- テキストファイルのファイル名を、MCPatcher実行.bat などに変更する。
- 名前は何でも良いが、最後は必ず .bat にする事。
- これで MCPatcher HD Fix の設定をバージョン別に保存できる。
- バージョンが合わないMCPatcherを使うとエラーメッセージが出るが、その対策にもなる。
- 他のMODを導入した状態での競合テストなどに便利。
マイクラ1.4.4の環境を作る
- M:\Minecraft1.4.4\ に M:\Minecraft1.2.5\ のファイルフォルダを全てコピーする。
- 旧バージョンでの開発を参考に、1.4.4prereleaceのminecraft.jarをダウンロードする。
- M:\Minecraft1.4.4\.minecraft\bin\minecraft.jar に、ダウンロードしたminecraft.jarを上書きコピーする。
MCPatcher HD Fixの1.4.4用の環境を作る
- MCPatcher HD FixのOlder versionsページから、1.4.4用の mcpatcher-2.4.3_04.exe をダウンロードする。
- ダウンロードしたexeファイルを M:\Minecraft1.4.4\.minecraft\ にコピーする。
- MCPatcher実行.bat を開き、以下のように入力する
- set APPDATA=%CD%\
- .minecraft\mcpatcher-2.4.3_04.exe
- MCPatcher実行.bat を開き、以下のように入力する
プレイ環境を整える
- 各バージョンのマイクラにMODなどを追加し、環境を整える。
- それぞれテスト用に便利なMODを入れておくと良い。
- MinecraftForge 大型modの前提になる事が多い開発補助MOD。
- Single Player Commands 各種コマンドが使えるようになる。検証に便利。
- TooManyItems 各種アイテムを無尽蔵に取り出せる。検証に便利。
- OptiFine 軽量化mod。導入者が多いので競合テストに。
開発環境を作る
- MinecraftForge導入手順(MCP)を参考に、M:\125_forge349_171\ M:\144_forge630_372\ それぞれに、mcp、ForgeSourceをインストールする。
対応バージョンが増えた場合
- それぞれのバージョン用のフォルダを新しく作り、同様の手順でいくらでも開発環境を増やせます。
- また上記の環境は一度構築してしまえばフォルダを移動させても問題ないので、USBメモリなどに入れて持ち歩くことも可能です。
- 動画を作成している人は、プレイ用の環境と動画撮影用の環境を別々に作っておくという手もあります。