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Fabric第0.5.x版以降での開発環境構築手順です。

前提要件

  • Java 8以降向けのJava開発キット (JDK)。
    • 公式Wikiによれば,OpenJDK製でも良いようです。
  • (任意で)統合開発環境。
    • 現在gradlewが対応しているのはIntelliJ IDEA及びEclipseです。

始めの一歩

  1. GitHubにあるFabricのMod例FabricMod生成ツールを入手します。
    • (参考)入手方法がよく分からない場合は,リンク先の[Clone or download]メニューから[Download ZIP]を選択し,ZIPファイルをダウンロードして伸張するのが最も手っ取り早いでしょう。
  2. ファイルgrade.propertiesを編集します。
    • その他の設定はファイルbuild.gradleを編集して行います(このファイルの文法はMinecraft Forgeで利用されるbuild.gradleと変わらないため,説明はそちらに譲ります)。
# Done to increase the memory available to gradle.
org.gradle.jvmargs=-Xmx1G

# Fabric Properties
	# check these on https://fabricmc.net/use
	minecraft_version=1.14.3
	yarn_mappings=1.14.3+build.1
	loader_version=0.4.8+build.155

# Mod Properties
	mod_version = 〈版番号(例: 1.0.0)〉
	maven_group = 〈グループ名(例: net.fabricmc)〉
	archives_base_name = 〈Mod名(例: fabric-example-mod〉

# Dependencies
	# currently not on the main fabric site, check on the maven: https://maven.fabricmc.net/net/fabricmc/fabric
	fabric_version=0.3.0+build.187
  1. 必要なファイルを適宜編集します。今回は編集せずとも結構です(既に最低限のコードが作成されている状態なので)。
  2. 開発ディレクトリの頂上(実行可能ファイルgradlewがあるディレクトリ)にてコマンド$ ./gradlew genSourcesを実行します。統合開発環境がGradleによる開発に対応していればそれに従っても構いません。
    • 統合開発環境用の環境構築をする場合は,例えばIntelliJ IDEA用であれば$ ./gradlew ideaなどと実行します。(最新のIntelliJ Ideaであればファイルを開いた時点で自動的に構築されます。)
  3. $ ./gradlew buildを実行して,Modをビルドします。ビルドが成功したら「BUILD SUCCESSFUL」と表示され,〈開発ディレクトリの頂上〉/build/libs/にfabric-example-mod-1.0.0.jarという名前のJarファイルが生成されている筈です。
  4. Fabricを導入したディレクトリ(例えば~/.minecraft/fabric/)配下のmods/ディレクトリにそのファイルをコピー(又は移動)し,Fabricを導入したMinecraftを起動します(Fabric APIの導入を忘れないで下さい)。
  5. Minecraftのログ(例えば~/.minecraft/fabric/latest.logに以下のような一文があることを確かめて下さい。
    [〈経過時間〉] [main/INFO]: [STDOUT]: Hello Fabric world!

外部リンク

  • tutorial:setup – Fabric公式Wiki。本稿はこの記事の内容を一部改変した上で邦訳したものです。