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== Minecraft のMod開発環境を構築する ==
 
== Minecraft のMod開発環境を構築する ==
前提MODを利用する環境
+
以下の構築環境は、主に「クライアントユーザ向け」のMOD構築です。<br />
*[[MinecraftForge導入手順]]
+
ModLoaderを使用する場合は、<br />
*[[LiteLoader導入手順]]
+
Setup3の minecraft.jar(Modloader導入済)と minecraft_server.jar(ModLoaderを入れてない状態)の両方を用意して下さい。<br />
*[[MCPの環境構築手順]]
 
**ModLoader利用の場合
 
**:ModLoaderを使用する場合は、
 
**:[[MCPの環境構築手順]]のSetup3の minecraft.jar(Modloader導入済)と minecraft_server.jar(ModLoaderを入れてない状態)の両方を用意して下さい。
 
 
 
===JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードする===
 
  
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===(Setup.1) JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードする===
 
JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードするには、<br />
 
JDK(Java SE Development Kit)をダウンロードするには、<br />
 
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html をクリックして下さい。<br />
 
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html をクリックして下さい。<br />
ダウンロードするバージョンはJDK 8を推奨。(1.12まではjdk9以降は利用不可)<br />
+
12/3/6時点でページ内に「Java SE 7u3」と「Java SE 6 Update 31」がありますが、MCPのページに<br />
 
+
Use the Java6 JDK with MCP, Java7 will not work properly
 +
とあるので「Java SE 6 Update 31」を使いましょう。<br />
 +
Java7でも動くようですが、MOD導入者にJava7を必要とさせることもあるのでJava6にしておいた方が安全です。<br />
 
JDK DOWNLOADというボタンがあるのでそのリンクを押します。<br />
 
JDK DOWNLOADというボタンがあるのでそのリンクを押します。<br />
 
そして Oracle Binary Code License Agreement for Java SE に同意するために、<br />
 
そして Oracle Binary Code License Agreement for Java SE に同意するために、<br />
19行目: 16行目:
 
その後、自分のプラットフォームに合わせたJDKのダウンロードリンクをクリックしましょう。 <br />
 
その後、自分のプラットフォームに合わせたJDKのダウンロードリンクをクリックしましょう。 <br />
  
windows x86 = 32bit/windwos x64 = 64bit<br />
+
JDKのインストール後、環境変数の設定が必要なことがあります(ほぼ必ず)<br />
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===(Setup.2) Minecraft Code Pack(MCP) を入手===
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'''Download:''' http://www.minecraftforum.net/topic/54719-toolkit-minecraft-coder-pack/
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上記をダウンロード後、mcp(バージョン).zip を解凍して下さい。<br />
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解凍後は、適当な場所(例: C:\McRoot\ ) にフォルダを生成し、解凍した中身を移す。<br />
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(※フォルダ名は、日本語等のマルチバイトの場合、不具合が起きる可能性があるため、英数をお勧めします)<br />
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===(Setup.3) Minecraft 関連をダウンロードとコピーペースト===
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1. Minecraft Server Jar(minecraft_server.jar)をダウンロードする。 ('''Download:''' http://www.minecraft.net/download ))<br />
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2. minecraft_server.jar をMCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br />
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3. %appdata%\.minecraft/bin のフォルダ丸ごとを、MCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br />
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4. %appdata%\.minecraft/resource のフォルダ丸ごとを、MCPを設置した場所の\jars(例: C:\McRoot\jars )にコピーを行う<br />
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===(Setup.4) デコンパイルを行おう===
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1. 先程適当な場所(例: C:\McRoot\) に decompile.bat というファイルがあるので、それをダブルクリックする。<br />
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2. するとデコンパイルが始まるので、終わるまでお茶でも飲んで待っていよう<br />
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3. デコンパイルされたソースは、先程適当な場所(例: C:\McRoot\scr ) 内に展開される<br />
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  ├この時点で失敗する場合は、minecraft.jar, minecraft_server.jar, MCP のいずれかのバージョンが合っていない可能性がある。<br />
 +
  └ macの場合は、ターミナルでMCPROOT/へ移動した後./decompile.shと入力してdecompile.shを実行する。<br />
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4. ModLoaderを導入した場合は、MCPROOT/scr/minecraft/net/~/srcフォルダ内に<br />
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  BaseMod.java, ModLoader.java も展開される。(ModLoader 導入成功)<br />
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  └MCP 2.X 以前の様に enable_modloader.bat を実行する必要はありません。(実行すると不具合が発生する)<br />
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(Option)<br/>
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5. このままではMLPropが使えないので、ModLoaderの配布ページ(http://www.minecraftforum.net/topic/75440-v125-risugamis-mods-everything-updated/)からDecompileFixesをダウンロードし<br/>
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  解凍したMLProp.javaをMCPROOT/src/minecraft/net/minecraft/srcフォルダ内に上書きする。<br/>
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  MLProp.javaを開いて1行目のコメントアウトを削除する。
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//package net.minecraft.src; → package net.minecraft.src;
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==ソースファイルの作成==
 +
既存のクラスを変更する場合は C:\McRoot\src/minecraft/net/minecraft/src/ 内にあるソースコードを変更する。<br />
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自作のクラスを追加する場合も、このフォルダに追加する。<br />
 +
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最初の内は無理をせず BlockXXX.java や ItemXXX.java などをコピーして練習すると感触をつかみやすい。<br />
 +
欲しい機能がある場合は、その機能を持つソースを覗いてみよう。(爆発を起こしたい→クリーパーのソースを見る…など)<br />
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 +
既存のクラスを変更すると、他の MOD と競合することがあるので、レシピの追加などは ModLoader を使ったほうが無難。<br />
 +
ModLoaderを使用する場合は、BaseModを継承したクラスを作成する。<br />
 +
その際クラス名の先頭に"mod_"というプレフィックスをつけること。(つけないと ModLoader から認識されません)<br />
 +
 
 +
cleanup.bat を実行すると、'''decompile 時に生成されたフォルダ以下が全て削除'''されます。<br />
 +
ソースコードは必ずバックアップを取ることを推奨 します。<br />
 +
 
 +
==リソースの作成と配置==
 +
自作のテクスチャを使用する場合は、作成して好きな場所に保存しておくこと。<br />
 +
 +
自作のリソースは C:\McRoot\bin\minecraft\ に配置する。<br />
 +
公式のファイルとの区別がつきやすいようなフォルダ名・ファイル名にするのが良い。<br />
 +
(例 : C:\McRoot\bin\minecraft\mod\sample.png など)<br />
 +
 
 +
cleanup.batを実行すると、'''decompile時に生成されたフォルダ以下が全て削除'''されます。<br />
 +
リソースのマスターデータは別のフォルダにバックアップをすることを推奨 します。<br />
 +
 
 +
Eclipseを使用している場合<br />
 +
 
 +
minecraft.jarにリソースファイル(主にテクスチャ等の画像)を入れる場合<br />
 +
C:\McRoot\jars\bin\に入ってる'''minecraft.jar'''の中に配置する。<br />
 +
 
 +
.minecraftフォルダの中に入れる場合<br />
 +
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraftの中の任意のフォルダに入れる。<br />
 +
 +
設定ファイルは'''.minecraft\configか.minecraft\mods'''に入れる。<br />
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音声ファイルは'''.minecraft\resource\mods'''に入れる。<br />
 +
 
 +
==コンパイル==
 +
recompile.batを実行する。<br />
 +
エラーが出た場合は、コマンドプロンプトに詳細が表示されるので原因を取り除く。<br />
 +
コンパイルに失敗した場合、テストプレイを実行できない。<br />
  
 +
==動作テスト==
 +
startclient.bat を実行すると、変更を加えた状態でテストを行える。<br />
 +
テストプレイ時は C:\McRoot\jars\ が .minecraft\に相当し、セーブファイルは C:\McRoot\jars\saves に作成される。<br />
 +
 +
テストのためのアイテムやブロックがないときは、既存のセーブデータのコピーによって対処するといいだろう。<br />
 +
動作テストで満足できないときは、1に戻ってやり直そう。<br />
  
JDKのインストール後、環境変数を設定します。<br />
+
==配布ファイルの出力==
 +
※MCP 3.X で大きく仕様が変更されたので注意。 <br />
 +
配布するファイルを出力する場合は C:\McRoot\reobfuscate.bat を実行する。<br />
 +
ファイル作成に成功すると MCPROOT/reobf に配布する class ファイルとリソースデータが出力される。<br />
 +
MPC 2.X 以前の様にファイルを列挙する必要はない。<br />
  
コントロールパネルから「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」といき、<br />
+
==自作MODを実際に導入して最終テスト==
システム環境設定の「新規」をクリックします。変数名に「JAVA_HOME」と入力し、<br />
+
実際に minecraft.jar に導入してテストを行う。<br />
変数値に先ほどインストールしたJDKのファイルのアドレス(例:C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_121)を入力します。<br />
 
「OK」をクリックして完了です。<br />
 
  
== Minecraft のPluginを開発する ==
+
ModLoader を入れた場合、 ModLoader を導入 したあと class ファイルをZIP内に書き込む。<br />
[[Plugin Tutorial]]を参照してください。
+
もちろん META-INF は削除すること。<br />
 +
 +
最後に起動テストをして完了。<br />
 +
うまくいったら好きな場所に公開してみよう。<br />
  
==IDE(統合開発環境)の利用(任意)==
+
==バッチファイル一覧==
MOD作成はテキストエディタでも可能ですが、コンパイルエラーやデバッグのしやすさ等の理由からでIDEが利用されることがほとんどです。
+
* decompile
*Java統合開発環境(IDE)
+
minecraft.jar、minecraft_server.jar をデコンパイルして、ソースファイルを scr フォルダに出力する
**[[IDEAを入手する]]
+
* recompile
**[[Eclipseを入手する]]
+
scr フォルダにあるソースファイルをコンパイルし、minecraft.jar、minecraft_server.jar を作成する
 +
* startclient
 +
コンパイルされた minecraft.jar を実行し、ゲームを実行する
 +
* startserver
 +
コンパイルされた minecraft_server.jar を実行し、サーバーを立てる
 +
* reobfuscate
 +
実行ファイルから差分ファイルを割り出し、配布用の class ファイルとリソースを出力する
 +
* cleanup
 +
デコンパイルで作成されたフォルダを全て削除する (削除されたファイルは元に戻せないので注意)

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