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Minecraft のMod開発環境を構築する

以下の構築環境は、主に「クライアントユーザ向け」のMOD構築です。

前提MOD利用する環境

ModLoaderを使用する場合は、 MCPの環境構築手順のSetup3の minecraft.jar(Modloader導入済)と minecraft_server.jar(ModLoaderを入れてない状態)の両方を用意して下さい。
前提MODを利用しない環境


前提MODについて
  • 1.8現在、前提MODはMinecraftForgeが主流になっています。

MinecraftForgeで出来ないことは、他の前提MODでも出来ないくらい、APIが充実しています。
他の前提MODとして、

  • LiteLoader(クライアントサイドのみ)
  • BlazeLoader

というMODが存在します。それぞれForgeよりもMODを作りやすいという特徴が有ります。

ソースファイルの作成

既存のクラスを変更する場合は C:\McRoot\src/minecraft/net/minecraft/src/ 内にあるソースコードを変更する。

自作のクラスを追加する場合も、このフォルダに追加する。

最初の内は無理をせず BlockXXX.java や ItemXXX.java などをコピーして練習すると感触をつかみやすい。

欲しい機能がある場合は、その機能を持つソースを覗いてみよう。(爆発を起こしたい→クリーパーのソースを見る…など)

既存のクラスを変更すると、他の MOD と競合することがあるので、レシピの追加などは ModLoader を使ったほうが無難。

ModLoaderを使用する場合は、BaseModを継承したクラスを作成する。

その際クラス名の先頭に"mod_"というプレフィックスをつけること。(つけないと ModLoader から認識されません)

cleanup.bat を実行すると、decompile 時に生成されたフォルダ以下が全て削除されます。

ソースコードは必ずバックアップを取ることを推奨 します。

リソースの作成と配置

自作のテクスチャを使用する場合は、作成して好きな場所に保存しておくこと。

自作のリソースは C:\McRoot\bin\minecraft\ に配置する。

公式のファイルとの区別がつきやすいようなフォルダ名・ファイル名にするのが良い。

(例 : C:\McRoot\bin\minecraft\mod\sample.png など)

cleanup.batを実行すると、decompile時に生成されたフォルダ以下が全て削除されます。

リソースのマスターデータは別のフォルダにバックアップをすることを推奨 します。

Eclipseを使用している場合

minecraft.jarにリソースファイル(主にテクスチャ等の画像)を入れる場合

C:\McRoot\jars\bin\に入ってるminecraft.jarの中に配置する。

.minecraftフォルダの中に入れる場合

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraftの中の任意のフォルダに入れる。

設定ファイルは.minecraft\configか.minecraft\modsに入れる。

音声ファイルは.minecraft\resource\modsに入れる。

コンパイル

recompile.batを実行する。

エラーが出た場合は、コマンドプロンプトに詳細が表示されるので原因を取り除く。

コンパイルに失敗した場合、テストプレイを実行できない。

日本語のコメントを記述した場合、コンパイルに失敗するため、/MCPROOT/conf/mcp.cfg内のCmdRecompの末端に "-encoding utf-8" と記述することによりコンパイルすることができるようなる。

動作テスト

startclient.bat を実行すると、変更を加えた状態でテストを行える。

テストプレイ時は C:\McRoot\jars\ が .minecraft\に相当し、セーブファイルは C:\McRoot\jars\saves に作成される。

テストのためのアイテムやブロックがないときは、既存のセーブデータのコピーによって対処するといいだろう。

動作テストで満足できないときは、1に戻ってやり直そう。

配布ファイルの出力

※MCP 3.X で大きく仕様が変更されたので注意。

配布するファイルを出力する場合は C:\McRoot\reobfuscate.bat を実行する。

ファイル作成に成功すると MCPROOT/reobf に配布する class ファイルとリソースデータが出力される。

MCP 2.X 以前の様にファイルを列挙する必要はない。

自作MODを実際に導入して最終テスト

実際に minecraft.jar に導入してテストを行う。

ModLoader を入れた場合、 ModLoader を導入 したあと class ファイルをZIP内に書き込む。

もちろん META-INF は削除すること。

最後に起動テストをして完了。

うまくいったら好きな場所に公開してみよう。

バッチファイル一覧

  • decompile

minecraft.jar、minecraft_server.jar をデコンパイルして、ソースファイルを src フォルダに出力する

  • recompile

src フォルダにあるソースファイルをコンパイルし、minecraft.jar、minecraft_server.jar を作成する

  • startclient

コンパイルされた minecraft.jar を実行し、ゲームを実行する

  • startserver

コンパイルされた minecraft_server.jar を実行し、サーバーを立てる

  • reobfuscate

実行ファイルから差分ファイルを割り出し、配布用の class ファイルとリソースを出力する

  • cleanup

デコンパイルで作成されたフォルダを全て削除する (削除されたファイルは元に戻せないので注意)

動画

Minecraft MODの作り方講座 【下準備編】