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(デバッグ)
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MinecraftForge9.11.1.960以降での開発環境構築手順です。
 
MinecraftForge9.11.1.960以降での開発環境構築手順です。
  
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**http://files.minecraftforge.net/ から Mdk をダウンロード
 
**http://files.minecraftforge.net/ から Mdk をダウンロード
 
**Forge-1.8-11.14.4 以前は '''Src''' 。
 
**Forge-1.8-11.14.4 以前は '''Src''' 。
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**Show All Downloadsからダウンロードしたいデータのリンクの右のiを押すと、adfoc.us(広告)を飛ばせます。
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*JDK(JavaDevelopmentKit)
 
*JDK(JavaDevelopmentKit)
 
**http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html からPCに合わせてダウンロード
 
**http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html からPCに合わせてダウンロード
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===手順===
 
===手順===
 
;IDEAの場合
 
;IDEAの場合
:#Import Projectからbuild.gradleを開く
+
:#Import Projectから解凍したフォルダの中にあるbuild.gradleを開く
 
:#読み込みを待った後、Gradleタブ(デフォルトで右側に存在)からsetupDecompWorkspaceを選択し実行する。
 
:#読み込みを待った後、Gradleタブ(デフォルトで右側に存在)からsetupDecompWorkspaceを選択し実行する。
 
;その他の場合
 
;その他の場合
 +
; ForgeGradle 2.3までの場合
 
:#gradlewファイルが存在するディレクトリで<source lang="winbatch">gradlew setupDecompWorkspace</source>をシェル上で実行する。
 
:#gradlewファイルが存在するディレクトリで<source lang="winbatch">gradlew setupDecompWorkspace</source>をシェル上で実行する。
 
:#しばらく待ち、「BUILD SUCCESSFUL」と表示されれば成功。
 
:#しばらく待ち、「BUILD SUCCESSFUL」と表示されれば成功。
 
:##「BUILD FAILURE」と表示された場合は<source lang="winbatch">gradlew --refresh-dependencies</source>を実行の後やり直す。
 
:##「BUILD FAILURE」と表示された場合は<source lang="winbatch">gradlew --refresh-dependencies</source>を実行の後やり直す。
 
:#Eclipseの場合は、<source lang="winbatch">gradlew eclipse</source>も併せて実行し、生成されるファイルからプロジェクトを開く。
 
:#Eclipseの場合は、<source lang="winbatch">gradlew eclipse</source>も併せて実行し、生成されるファイルからプロジェクトを開く。
 +
 +
; ForgeGradle 3以降の場合
 +
:#gradlewファイルが存在するディレクトリで<source lang="winbatch">gradlew genEclipseRuns</source>をシェル上で実行する。
 +
:#以降は2.3の2と同じ流れ
 +
  
 
===マルチプロジェクトにする場合===
 
===マルチプロジェクトにする場合===
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;Eclipseの場合
 
;Eclipseの場合
 
:ワークスペース/
 
:ワークスペース/
::.gradle/
 
 
::src/
 
::src/
 
::build.gradle
 
::build.gradle
 
::settings.gradle
 
::settings.gradle
 
:Project1/
 
:Project1/
::.gradle/
 
 
::src/
 
::src/
 
::build.gradle
 
::build.gradle
 
:Project2/
 
:Project2/
::.gradle/
 
 
::src/
 
::src/
 
::build.gradle
 
::build.gradle
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;IDEAの場合
 
;IDEAの場合
 
:ワークスペース/
 
:ワークスペース/
::.gradle/
 
 
::src/
 
::src/
 
::build.gradle
 
::build.gradle
 
::settings.gradle
 
::settings.gradle
 
::Project1/
 
::Project1/
:::.gradle/
 
 
:::src/
 
:::src/
 
:::build.gradle
 
:::build.gradle
 
::Project2/
 
::Project2/
:::.gradle/
 
 
:::src/
 
:::src/
 
:::build.gradle
 
:::build.gradle
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===デバッグ===
 
===デバッグ===
 
作成したMODのデバッグは、ForgeGradleを使うことで、1.6.4以前のMCP環境と同様に行うことが出来る。
 
作成したMODのデバッグは、ForgeGradleを使うことで、1.6.4以前のMCP環境と同様に行うことが出来る。
;単独プロジェクトの場合
 
:ワークスペースで
 
:<source lang="winbatch">gradlew runClient</source>
 
:をシェルから実行することでクライアントが立ち上がる。
 
:<source lang="winbatch">gradlew runServer</source>
 
:と実行すればサーバーが立ち上がる。
 
:'''build.gradle内のrunDirに指定したディレクトリ(MDKのデフォルトでは"run")がプロジェクトディレクトリ以下に存在しないと,runClientおよびrunServerがエラーで実行できないので注意.'''
 
;マルチプロジェクトの場合
 
:ワークスペースで
 
:<source lang="winbatch">call gradlew :<PROJECT NAME>:runClient</source>
 
:と実行するとプロジェクトのModとそれの依存するModのみが入った環境のクライアントが立ち上がる。
 
:<source lang="winbatch">gradlew :<PROJECT NAME>:runServer</source>
 
:とすれば、サーバーが立ち上がる。
 
 
;IDE上でデバッグする場合
 
;IDE上でデバッグする場合
:;Eclipse で開発する場合
+
:;:Eclipse で開発する場合
::*プロジェクトファイルを開き、起動クラスの設定を行う
+
:::#プロジェクトファイルを開き、起動クラスの設定を行う
::*#起動クラスの設定はクライアントの場合GradleStart、サーバはGradleStartServer。プログラムの引数は空で良いが、「-username=<任意の文字列>」を指定しておくと、マルチプレイのテスト時にOPを付与しなおす必要がなくなる。
+
:::##起動クラスの設定はクライアントの場合GradleStart、サーバはGradleStartServer。プログラムの引数は空で良いが、「-username=<任意の文字列>」を指定しておくと、マルチプレイのテスト時にOPを付与しなおす必要がなくなる。
::*#VM への引数として「-Xincgc -Xmx1024M -Xms1024M」を指定。(非力なマシンでデバッグする場合は適宜変更のこと)
+
:::##VM への引数として「-Xincgc -Xmx1024M -Xms1024M」を指定。(非力なマシンでデバッグする場合は適宜変更のこと)
::*#作業ディレクトリに「${workspace_loc:(プロジェクト名)/jars}」を指定。GUI からワークスペースの jars ディレクトリを指定しても良い。
+
:::##作業ディレクトリに「${workspace_loc:(プロジェクト名)/jars}」を指定。GUI からワークスペースの jars ディレクトリを指定しても良い。
::*#ワールド情報は jars/save の中に生成されるので、既存ワールドは適宜このディレクトリにコピーすること。一度ゲームを起動すれば jars ディレクトリ内に必要ディレクトリが作成される。
+
:::##ワールド情報は jars/save の中に生成されるので、既存ワールドは適宜このディレクトリにコピーすること。一度ゲームを起動すれば jars ディレクトリ内に必要ディレクトリが作成される。
::*ビルドパスの修正
+
:::#ビルドパスの修正
::*#ForgeSrcのパスが不足している場合、C:\Users\ユーザー名\.gradle\caches\minecraft\net\minecraftforge\forge\(Forgeバージョン) に forgeSrc-(Forgeバージョン).jar が存在する。添付ソースは末尾が「-source.jar」のファイルなので一緒に設定すると良い
+
:::##ForgeSrcのパスが不足している場合、C:\Users\ユーザー名\.gradle\caches\minecraft\net\minecraftforge\forge\(Forgeバージョン) に forgeSrc-(Forgeバージョン).jar が存在する。添付ソースは末尾が「-source.jar」のファイルなので一緒に設定すると良い
:;IDEAで開発する場合
+
:;:IDEAで開発する場合
::GradleタブからそれぞれのプロジェクトのrunClient,runServerを実行すれば良い。
+
::::GradleタブからそれぞれのプロジェクトのrunClient,runServerを実行する。
 +
;その他の場合
 +
:;:単独プロジェクトの場合
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::::ワークスペースで<source lang="winbatch">gradlew runClient</source>をシェルから実行することでクライアントが立ち上がる。<br><source lang="winbatch">gradlew runServer</source>と実行すればサーバーが立ち上がる。
 +
:;:マルチプロジェクトの場合
 +
::::ワークスペースで<source lang="winbatch">gradlew :<PROJECT NAME>:runClient</source>と実行するとプロジェクトのModとそれの依存するModのみが入った環境のクライアントが立ち上がる。<br><source lang="winbatch">gradlew :<PROJECT NAME>:runServer</source>とすれば、サーバーが立ち上がる。
 +
'''build.gradle内のrunDirに指定したディレクトリ(MDKのデフォルトでは"run")がプロジェクトディレクトリ以下に存在しないと,runClientおよびrunServerがエラーで実行できないので注意.'''
  
 
===リリース===
 
===リリース===
リリースビルド用バッチファイルの作成<br />
+
;シングルプロジェクトの場合
(シングルプロジェクト用)
+
:;:IDEAの場合
*作業ディレクトリ内に新規テキストファイルを作成し、中に以下のコードを書いて保存。ファイル名を「Release.bat」に変更する。
+
::::Gradleタブからbuildを選択し実行。
<source lang="text">
+
:;:その他の場合
call gradlew build --info > buildlog.txt 2>&1
+
::::ワークスペースで<source lang="winbatch">gradlew build</source>とシェルから実行。成果物は\build\libs下に出力される
</source>
+
:::::「build.gradle」を弄っていなければ、「modid-1.0.jar」として出力されている。"archivesBaseName"-"version".jarという書式
*今後、コンパイルを行う時はこの「Release.bat」を実行すれば、MCPでの「recompile.bat」「reobfuscate_srg.bat」を同時に行ってくれる
+
;マルチプロジェクトの場合
*コンパイル中のログは、「buildlog.txt」に出力される
+
:;:IDEAの場合
*コンパイルされたclassファイルは、\build\libsディレクトリに圧縮された状態で出力される
+
::::Gradleタブからビルドしたいプロジェクトのbuildを選択し実行。
**「build.gradle」を弄っていなければ、「modid-1.0.jar」として出力されている。"archivesBaseName"-"version".jarという書式
+
:;:その他の場合
 
+
::::ワークスペースで<source lang="winbatch">gradlew :<ProjectName>:build</source>とシェルから実行。成果物は各プロジェクトの\build\libs下に出力される
(マルチプロジェクト用)
+
:::::「build.gradle」を弄っていなければ、「<ProjectName>-1.0.jar」として出力されている。"<ProjectName>"-"version".jarという書式
*作業ディレクトリ内に新規テキストファイルを作成し、中に以下のコードを書いて保存。ファイル名を「Release-<ProjectName>.bat」に変更する。
 
<source lang="text">
 
call gradlew :<ProjectName>:build --info > build-<ProjectName>-log.txt 2>&1
 
</source>
 
*今後、<ProjectName>のプロジェクトのコンパイルを行う時はこの「Release-<ProjectName>.bat」を実行すれば、MCPでの「recompile.bat」「reobfuscate_srg.bat」を同時に行ってくれる
 
*コンパイル中のログは、「build-<ProjectName>-log.txt」に出力される
 
*コンパイルされたclassファイルは、\build\libsディレクトリに圧縮された状態で出力される
 
**マルチプロジェクト用「build.gradle」を弄っていなければ、「<ProjectName>-1.0.jar」として出力されている。"<ProjectName>"-"version".jarという書式
 
  
 
==Forgeのアップデート==
 
==Forgeのアップデート==
 
Forgeの新しいビルドがアップデートされた時に、以下のようにして、開発環境のForgeをアップデートすることが出来る。
 
Forgeの新しいビルドがアップデートされた時に、以下のようにして、開発環境のForgeをアップデートすることが出来る。
*「build.gradle」ファイルを開く。
+
#「build.gradle」ファイルを開く。
*中程のminecraftブロック内の“version”を最新のビルドナンバーに書き換え、保存する。
+
#中程のminecraftブロック内の“version”を最新のビルドナンバーに書き換え、保存する。
*「install.bat」を実行。
+
#「gradlew setupDecompWorkspace」を実行。
<del>(注意)マルチプロジェクトをしている場合は、setupDevWorkspaceとsetupDecompWorkspaceを全てのプロジェクトで自動で行うが、setupDecompWorkspaceは大元のプロジェクトで行えば十分なので、「install.bat」の中身の「setupDecompWorkspace」を「:setupDecompWorkspace」に置き換えたほうが、作業が捗り、decomp時のJava heapエラーに悩まされることもなくなる。</del>
 
(1.7.10以降なら、そのままでも重複タスクはスキップされるので、Java heap エラーは起きにくくなった。)
 
  
 
==動画==
 
==動画==
204行目: 188行目:
  
 
===参考サイト===
 
===参考サイト===
[http://forum.minecraftuser.jp/viewtopic.php?f=21&t=9494&start=320 非公式フォーラム]<br />
+
*[http://mcforge.readthedocs.io/en/latest/gettingstarted/ Getting Started]
[http://reginn666.hatenablog.com/entry/2013/12/25/031356 IDEA+Gradleでわいわい]<br />
+
{{Warning}}以下古い情報を含みます。
[http://qiita.com/reginn666/items/d26717cf06ca17eb072c IntelliJ IDEAでModding]<br />
+
*[http://forum.minecraftuser.jp/viewtopic.php?f=21&t=9494&start=320 非公式フォーラム]
[http://qiita.com/reginn666/items/b9f4a0a9f647d7034210 ForgeGradle+IDEAでマルチプロジェクト]
+
*[http://reginn666.hatenablog.com/entry/2013/12/25/031356 IDEA+Gradleでわいわい]
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*[http://qiita.com/reginn666/items/d26717cf06ca17eb072c IntelliJ IDEAでModding]
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*[http://qiita.com/reginn666/items/b9f4a0a9f647d7034210 ForgeGradle+IDEAでマルチプロジェクト]
  
 
<comments />
 
<comments />
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* eclipseの初回起動時のワークスペースの設定はどのようにすればいいのですか。 --[[特別:投稿記録/153.174.129.158|153.174.129.158]] 2018年2月12日 (月) 16:50 (JST)
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* &quot;MOD&quot;の&quot;開発&quot;の欄についてですが、「ソースはプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/java下に配置し」のところを分かりやすく加筆できる方お願いします --[[特別:投稿記録/153.174.129.158|153.174.129.158]] 2018年2月12日 (月) 16:44 (JST)
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* &quot;MOD&quot;の&quot;開発&quot;の欄についてですが、「ソースはプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/java下に配置し」のところを --[[特別:投稿記録/153.174.129.158|153.174.129.158]] 2018年2月12日 (月) 16:43 (JST)
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* PowerShell上では./gradlew setupDecompWorkspaceのように先頭に./をつけないと動かないんですね... --[[特別:投稿記録/126.100.216.85|126.100.216.85]] 2017年10月2日 (月) 11:00 (JST)
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* gradlew setupDecompWorkspaceを実行した時、:deobfuscateJar FAILEDで止まって、そのまま終わってしまいます。 どうするべきでしょうか? --[[特別:投稿記録/175.28.219.127|175.28.219.127]] 2017年9月17日 (日) 10:37 (JST)
 
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* 当たり前ですが、install.bat実行時に対応するバージョンのminecraftの.jarが無いと失敗します。実行前に一度でも対応バージョンのminecraftを起動しておく旨を記載した方がよろしいかと --[[特別:投稿記録/122.251.218.248|122.251.218.248]] 2016年12月14日 (水) 18:09 (JST)
 
* 当たり前ですが、install.bat実行時に対応するバージョンのminecraftの.jarが無いと失敗します。実行前に一度でも対応バージョンのminecraftを起動しておく旨を記載した方がよろしいかと --[[特別:投稿記録/122.251.218.248|122.251.218.248]] 2016年12月14日 (水) 18:09 (JST)

2020年6月10日 (水) 06:16時点における最新版

MinecraftForge9.11.1.960以降での開発環境構築手順です。

必要なもの[編集]

  • MinecraftForgeのソースファイル
    • http://files.minecraftforge.net/ から Mdk をダウンロード
    • Forge-1.8-11.14.4 以前は Src
    • Show All Downloadsからダウンロードしたいデータのリンクの右のiを押すと、adfoc.us(広告)を飛ばせます。

Forge[編集]

前準備[編集]

  • JDKのダウンロード、およびインストール
  • Mod Development Kit (Mdk)のダウンロード、および解凍

手順[編集]

IDEAの場合
  1. Import Projectから解凍したフォルダの中にあるbuild.gradleを開く
  2. 読み込みを待った後、Gradleタブ(デフォルトで右側に存在)からsetupDecompWorkspaceを選択し実行する。
その他の場合
ForgeGradle 2.3までの場合
  1. gradlewファイルが存在するディレクトリで
    gradlew setupDecompWorkspace
    をシェル上で実行する。
  2. しばらく待ち、「BUILD SUCCESSFUL」と表示されれば成功。
    1. 「BUILD FAILURE」と表示された場合は
      gradlew --refresh-dependencies
      を実行の後やり直す。
  3. Eclipseの場合は、
    gradlew eclipse
    も併せて実行し、生成されるファイルからプロジェクトを開く。
ForgeGradle 3以降の場合
  1. gradlewファイルが存在するディレクトリで
    gradlew genEclipseRuns
    をシェル上で実行する。
  2. 以降は2.3の2と同じ流れ


マルチプロジェクトにする場合[編集]

複数のMODを同じワークスペースで開発する場合のみ必要な工程です。

  1. build.gradleファイルを適当なテキストエディタで開き、build.gradle内の以下の部分
    apply plugin: ...
    
    version = "1.0"
    group= "com.yourname.modid" // http://maven.apache.org/guides/mini/guide-naming-conventions.html
    archivesBaseName = "modid"
    
    minecraft {
        version = ...
        runDir = ...
    
        mappings = ...
    }

    を、次のように変更する。

    allprojects {
        apply plugin: ...
    
        minecraft {
            version = ...
    	runDir = ...
    
            mappings = ...
        }
    
        archivesBaseName = project.projectDir.name
    }
  2. build.gradleを同じディレクトリに「settings.gradle」ファイルを作成する。
  3. 「settings.gradle」を開いて、以下のように記述し保存。
    Eclipseの場合
    includeFlat 'Project1','Project2'
    この時、Project1ディレクトリとProject2ディレクトリは以下に示すようにワークスペースと“同じ階層”に置くこと
    親ディレクトリ
    ワークスペース/
    Project1/
    Project2/
    IDEAの場合
    include 'Project1','Project2'
    この時、Project1ディレクトリとProject2ディレクトリは以下に示すようにワークスペース“内”に置くこと
    親ディレクトリ
    ワークスペース/
    Project1/
    Project2/
  4. 各プロジェクトのディレクトリ内に「build.gradle」ファイルを作成する。
  5. 「build.gradle」を開いて、以下のように記述し保存。
    sourceSets.main {
        java.srcDirs project.projectDir.name
        resources.srcDirs project.projectDir.name
    }
    version = "1.0"//バージョン
    ソースに日本語が記述されている場合
    さらに以下を追加。
    tasks.withType(Jar) {compileJava.options.encoding = 'UTF-8'}
    APIに日本語が記述されている場合
    さらに以下を追加。
    tasks.withType(Jar) {compileApiJava.options.encoding = 'UTF-8'}
    依存関係がある場合、外部jarをビルド時に読ませたい場合
    1. さらに以下を追加。
      dependencies { compile fileTree(dir: 'lib', include: '*.jar') }
    2. そのプロジェクトのディレクトリ内に「lib」ディレクトリを作成。
    マルチプロジェクト内の他のプロジェクトに依存している場合
    さらに以下を追加。
    dependencies { compile project(':ProjectName')}

以上のようにすると、以下のようになる。

Eclipseの場合
ワークスペース/
src/
build.gradle
settings.gradle
Project1/
src/
build.gradle
Project2/
src/
build.gradle
IDEAの場合
ワークスペース/
src/
build.gradle
settings.gradle
Project1/
src/
build.gradle
Project2/
src/
build.gradle

MOD[編集]

開発[編集]

ソースはプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/java下に配置し、リソース類はプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/resources/assets下に配置する。
リソースの配置の仕方は、1.7のリソース(テクスチャ・サウンド・言語ファイル等)の置き場所を参照のこと。

デバッグ[編集]

作成したMODのデバッグは、ForgeGradleを使うことで、1.6.4以前のMCP環境と同様に行うことが出来る。

IDE上でデバッグする場合
Eclipse で開発する場合
  1. プロジェクトファイルを開き、起動クラスの設定を行う
    1. 起動クラスの設定はクライアントの場合GradleStart、サーバはGradleStartServer。プログラムの引数は空で良いが、「-username=<任意の文字列>」を指定しておくと、マルチプレイのテスト時にOPを付与しなおす必要がなくなる。
    2. VM への引数として「-Xincgc -Xmx1024M -Xms1024M」を指定。(非力なマシンでデバッグする場合は適宜変更のこと)
    3. 作業ディレクトリに「${workspace_loc:(プロジェクト名)/jars}」を指定。GUI からワークスペースの jars ディレクトリを指定しても良い。
    4. ワールド情報は jars/save の中に生成されるので、既存ワールドは適宜このディレクトリにコピーすること。一度ゲームを起動すれば jars ディレクトリ内に必要ディレクトリが作成される。
  2. ビルドパスの修正
    1. ForgeSrcのパスが不足している場合、C:\Users\ユーザー名\.gradle\caches\minecraft\net\minecraftforge\forge\(Forgeバージョン) に forgeSrc-(Forgeバージョン).jar が存在する。添付ソースは末尾が「-source.jar」のファイルなので一緒に設定すると良い
IDEAで開発する場合
GradleタブからそれぞれのプロジェクトのrunClient,runServerを実行する。
その他の場合
単独プロジェクトの場合
ワークスペースで
gradlew runClient
をシェルから実行することでクライアントが立ち上がる。
gradlew runServer
と実行すればサーバーが立ち上がる。
マルチプロジェクトの場合
ワークスペースで
gradlew :<PROJECT NAME>:runClient
と実行するとプロジェクトのModとそれの依存するModのみが入った環境のクライアントが立ち上がる。
gradlew :<PROJECT NAME>:runServer
とすれば、サーバーが立ち上がる。

build.gradle内のrunDirに指定したディレクトリ(MDKのデフォルトでは"run")がプロジェクトディレクトリ以下に存在しないと,runClientおよびrunServerがエラーで実行できないので注意.

リリース[編集]

シングルプロジェクトの場合
IDEAの場合
Gradleタブからbuildを選択し実行。
その他の場合
ワークスペースで
gradlew build
とシェルから実行。成果物は\build\libs下に出力される
「build.gradle」を弄っていなければ、「modid-1.0.jar」として出力されている。"archivesBaseName"-"version".jarという書式
マルチプロジェクトの場合
IDEAの場合
Gradleタブからビルドしたいプロジェクトのbuildを選択し実行。
その他の場合
ワークスペースで
gradlew :<ProjectName>:build
とシェルから実行。成果物は各プロジェクトの\build\libs下に出力される
「build.gradle」を弄っていなければ、「<ProjectName>-1.0.jar」として出力されている。"<ProjectName>"-"version".jarという書式

Forgeのアップデート[編集]

Forgeの新しいビルドがアップデートされた時に、以下のようにして、開発環境のForgeをアップデートすることが出来る。

  1. 「build.gradle」ファイルを開く。
  2. 中程のminecraftブロック内の“version”を最新のビルドナンバーに書き換え、保存する。
  3. 「gradlew setupDecompWorkspace」を実行。

動画[編集]

リンク[編集]

以前のバージョンでの手順[編集]

参考サイト[編集]

Attention.pngWarning:以下古い情報を含みます。


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  • eclipseの初回起動時のワークスペースの設定はどのようにすればいいのですか。 --153.174.129.158 2018年2月12日 (月) 16:50 (JST)

  • "MOD"の"開発"の欄についてですが、「ソースはプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/java下に配置し」のところを分かりやすく加筆できる方お願いします --153.174.129.158 2018年2月12日 (月) 16:44 (JST)

  • "MOD"の"開発"の欄についてですが、「ソースはプロジェクト/ワークスペースのsrc/main/java下に配置し」のところを --153.174.129.158 2018年2月12日 (月) 16:43 (JST)

  • PowerShell上では./gradlew setupDecompWorkspaceのように先頭に./をつけないと動かないんですね... --126.100.216.85 2017年10月2日 (月) 11:00 (JST)

  • gradlew setupDecompWorkspaceを実行した時、:deobfuscateJar FAILEDで止まって、そのまま終わってしまいます。 どうするべきでしょうか? --175.28.219.127 2017年9月17日 (日) 10:37 (JST)

  • 当たり前ですが、install.bat実行時に対応するバージョンのminecraftの.jarが無いと失敗します。実行前に一度でも対応バージョンのminecraftを起動しておく旨を記載した方がよろしいかと --122.251.218.248 2016年12月14日 (水) 18:09 (JST)

  • マルチプロジェクトのほうの解説が少しわかりづらいのです --118.8.218.24 2016年7月23日 (土) 19:06 (JST)

  • install.batが失敗したので調べたらgradle.propertiesファイルを作成して内容をorg.gradle.jvmargs=-Xmx2048Mと書いてgradlewと同じディレクトリに入れておいたら成功しました。 --115.36.144.125 2016年2月25日 (木) 07:04 (JST)